定期付き終身保険とは
加入している人はあまり認識はしていませんが、多くの人が定期付き終身保険というタイプの保険に加入しています。
どういう保険かというと主契約が死亡の終身保険です。
それに特約として死亡の定期保険や医療保険がついているというものです。
死亡の終身保険は、200〜300万の保険で支払い期間が60歳までとなっていることが多く文字通り60歳まで保険料を支払うと200〜300万が一生涯保障されるということになります。
保険の目的として葬式代として考えられることが多いです。
保険料は契約内容が変わらない限りかわりません。
保険料は定期に比べてかなり高くなります。
それに対して死亡の定期保険は保険期間が10年で保証は2000〜3000万ぐらいが平均的です。
死亡の定期保険の目的は、自分に万が一があった残された家族が生活していけるための保険となりますので高額の保障となります。
いくらの保障が必要かは人それぞれなので一概には言えないです。
死亡の定期保険は、契約時の年齢によって決まります。10年間の保険期間中は変わりません。
10年経過して満期になると自動更新となり保険料はその時の年齢の金額になります。
医療保険の特約も死亡の定期と同じ考え方で入院1日5000円という内容で契約をすると契約時の年齢で保険料は決まります。
保険期間は、死亡定期と同じ10年となることが多いので10年間の保険料は同じです。
保険の契約後、10年間の保険料は同じでも10年後は大幅に保険料が上がることになります。
ポイントは上がるのは「定期の部分」、すなわち死亡定期や医療保険です。
これが定期付き終身保険になります。
生保レディの「下取り」提案には注意
この定期付き終身保険に仕組みを知らない人が多いので「保険料が大幅増」と聞くと驚く人が非常に多いのです。
ここで注意をしないといけないのが、生保レディの「下取り」提案です。
生保レディは
保険料が上がると支払いが大変ですよね、同じぐらいの金額になるように資料作ります。
それで作成された資料は、
現在の保険を下取りに出したほうが、得なのでそれで資料を作ってきました。
提案書を見てみると確かに支払金額はほとんど同じになっています。
メインの説明は、毎月の支払金額で他の細かい説明はありません。
これが生保レディの「下取り」提案です。
生保レディは、「下取り」の説明などしてくれませんが、下取りというものは以下のようなことです。
現在加入中の保険を途中解約をして解約返戻金を新規に加入する保険の頭金とするものです。
死亡の定期保険や医療保険の特約の部分は保険期間が10年で保険料も上がるので解約をしても問題ありません。
しかし、死亡の終身の部分は解約をすると支払いをした分は戻ってこなく再度新規の保険に加入するのであれば値上がりします。
本来は、値上がりしない死亡の終身の部分は残しておいて特約の部分だけを解約すればいいのです。
生保レディは、そのような提案は行いません。
金額に関しては支払期間が60歳を80歳にするとかしてごまかしているに過ぎません。
なので生保レディの提案はそのまま受けてはいけません。
生命保険の「下取り」のことを「転換」といったりもします。
生命保険の内容は誰に相談すればいい?
生保レディの提案をそのまま受けてはいけないことはわかりましたが、では保険をどうすればいいかということが問題になります。
そのままだと大幅に値上がりするし、生保レディは自分たちの特になるような提案しか行いません。
自分の知識では生保レディに希望する保険の見積を出してもらうことも難しいです。
ここでおすすめしたいものがあります。
保険の無料相談を利用することです。
保険の無料相談は、保険の見直しの相談に無料で乗ってもらえます。
無料だからといって怪しいものではなく、保険の相談に乗ってくれますが、その後保険の提案があります。
相談者が保険に加入すると手数料が入るのでその手数料でなりたっています。
相談したから必ず加入しないといけないわけではありません。
保険の無料相談が不安という人は体験談を掲載しているので参考にして下さい。
店舗型保険相談の体験です。
→実録、エリの保険相談体験談
体験談は必要なくどんなところで相談するのか知りたいという人は人は以下をご覧ください。
店舗型保険相談
訪問型保険相談
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