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保険相談2回目予約
保険の無料相談に行ってから、およそ1週間。
その間、保険の無料相談に行った店からは何の連絡もありませんでした。
エリは、この間タケシに意地悪な質問をされたのが悔しかったのでその間保険の本を買って勉強しました。
エリ:
この間、時間がなかったんで今入っている保険の内容を見てもらう時間がなかったんで見てもらいに行かないと行けないなあ。
あの相談員のタケシ、意地悪なところがあるけどよく見ると案外いい男だ。
医療保険もどうするか考えたし、今入っている保険もあるんでもう一回相談に行ってみよう。
エリ:
この間、相談に行った保険相談のホームページを開いて。
来週の予定を見ると。
平日は案外空いているんだ。
土日だと×とか△とかあるけど。
これは、便利だ。
今回は、ホームページからの予約ではなく電話で予約をしました。
「タケシさんでお願いします」
店員:
タケシならその日は空いているので大丈夫です。
保険相談2回目
店員:
いらっしゃいませ
エリ:
今日は、タケシさんで10時から予約しています。
タケシ:
先日は、保険相談ありがとうございました。
今日は、どういったご用件ですか?
エリ:
この間、現在加入している保険を見てもらう時間がなかったので見てもらいにきました。
主人の分になります。
タケシ:
わかりました。
では、現在、加入している保険の内容がわかるものを見せて下さい。
実際の保険証券でなくても、契約内容のお知らせ程度で結構です。
エリ:
そうなんですか。
今日は、生命保険の保険証券を持ってきてしまいました。
タケシ:
今日は、保険証券を使って確認をしましょう。
弊社に関わらず、保険相談所の相談では保険の内容が確認できれば保険証券を持ってくる必要はありません。
本当の保険証券は、紛失するといけないので大切に自宅に保存しましょう。
エリ:
主人の保険です。
実は、結婚するまでは親が支払いをしていたのですが、結婚を機会に引き取りました。
結構前に入った保険のようでもうすぐに更新のようでN生命からも更新の提案をもらってます。
タケシ:
ちょっと、見せてもらえますか?
ふむふむ、なかなかいい保険ですね。
それでどうしようと思ってますか?
エリ:
N生命からもらっている提案としては、更新で保険料が上がるので今の保険を下取りに出して新しい保険にしましょうというものです。
月々の保険料は大体おなじぐらいの金額になります。
うちも毎月の保険料が上がると苦しい部分があるのでN生命の提案にしたがって支払いが変わらない保険に見直そうと思っていたところです。
(少しは、保険のことを勉強してきたのでタケシも納得するかなあ)
タケシ:
まず、保険の内容から順にみていきましょう。
更新前はというと
・死亡の終身が200万円
・定期が3000万円で10年更新ということですね。
特約としては、入院特約が付加されていて日額1万円ほど。
あと手術の特約がついています。
それで新しく提案されている保険をみると
・死亡の終身が200万
・定期が1000万で同じように10年で更新。
特約としては日額5000円ほど。
以前と同様に手術の特約がついています。
なんでこれにしようと思いました。
エリ:
毎月の支払いが同じだから、
(これでも保険のこと勉強したんだから)
タケシ:
でも、保証は大きく下がってますよ。
死亡が3000万から1000万
入院が1万から5000円です。
エリ:
そこまでは見てなかったです。
(くそ、勉強してきたけどやっぱりプロにはかなわない)
タケシ:
それじゃ、だめだよ。
金額だけ見るのではなくて、金額と保障を合わせてみないと。
死亡の終身だけでもみてみると2500円ぐらいだったのが3500円になっているよ。
エリ:
ほっ、ほんとだ。
タケシ:
この保険というのは、予定利率がいい時代に加入しているほけんです。
予定利率がいいというのは、保険加入者にとっていいことなんだ。
予定利率が高いというのは、保険会社が高い利率で運用を約束しているということなんだ。
高い予定利率というと分かりにくいのですが、少ない金額で高い保証が得られということです。
実際に見てみても新しく提案されたものは、保険金額が上がっているはずです。
エリ:
むっ、難しいですね。
タケシ:
毎月の支払金額だけを見てはいけないということです。
死亡の定期も保障金額が減っていますし、入院保障も減っています。
なんでこれをOKしたのですか?
エリ:
毎月の保険料が同じだから。
(くそっ、またいじめられている)
タケシ:
また、意地悪をしているという顔をしているからストレートにいうとこれは、旧来の生保会社がよくつかう「転換」という取引なんだ。
エリ:
・・・・・・・
タケシ:
「予定利率のいい保険を解約させ、新しい保険に加入させる」旧来の保険会社はこんなことをしているんだ。
契約者の利益などまったく考えていませんよ。
保険会社にとって不利な保険を解約させ新しい保険に加入させる。
これは、旧来の保険会社の常套手段です。
エリ:
そうなんだ、知らなかった。
やっぱり中立な保険相談所に相談してよかった。
タケシ:
ちょっと待った!
今、禁句を言いましたね。
エリ:
??
タケシ:
「中立」という言葉です。
ひょっとして広告などでそんな言葉を聞きましたか?
エリ:
どこかでそんな言葉を見たような気がします。
「中立」の相談だからいいというような。
タケシ:
うちの会社ではそんなことは言ってないはずですが、「中立」なんてとんでもないことです。
中立というとよく言われるyのが、どこの保険会社にも属さないから「中立」
「中立」の立場で相談をします。
というのが、あります。
我々は、保険相談者が契約をした際の手数料で食べていってます。
これで「中立」なんていうことは×なんです。
我々は、保険の営業マンと考えてもらうといいです。
普通は、営業マンに商品の説明を聞いてもお金を支払うという考えはないでしょう。
例えば、車のディーラーでホンダでもないトヨタでもない人がいるとして、あなたは中立ですよね、という人は誰もいないはずなのでそれと同じでいいでしょう。
エリ:
あんまり認識してなかったです。
(しゅん)
タケシ:
あんまり、しゅんとしなくても知らない人は多いですよ。
エリ:
はい。
(勉強してきたけどやっぱり太刀打ちできない)
タケシ:
この保険を見ると、まずは自分に有利な部分を探すということだ。
これでいうと死亡の終身は残すということです。
エリ:
そんなことができるんですね。
タケシ:
大丈夫です、可能です。
この保険の契約を見ると、死亡の終身が主契約で後は特約になってます。
エリ:
主契約?特約?
タケシ:
主契約というのは、その保険のメインにンなる保険です。
特約というのは、オプションです。
特約というのは、主契約が消滅すると消滅します。
すなわち、主契約を解約してしまうと特約も自動的に解約されてしまうということです。
今回は、特約があまりよくないので特約を見直していけばいいでしょう。
そのために全部をいったん解約する必要はありません。
エリ:
そんなことができるんですね。
N生命はちっともそんなこと教えてくれなかった。
タケシ:
できますよ。
もし、営業マンに聞いてできないと言われたら、コールセンターのようなところに電話をして聞いてみて下さい。