ライフスタイル 死亡保険

ライフスタイルによって必要な保険が変わるというのはどういうこと?

 

生命保険は加入した後ほったらかしにするというのではなくライフスタイルの変化によって見直しなさいと言われます。
では、ライフスタイルの変化とは何かについて書いてみます。

 

結婚

新しく扶養しないといけない家族ができたので自分に何かあった際のことを考えないといけません。子供が生まれるまでは自分に何かあっても大丈夫という考えもあります。

 

出産

もし自分に何かあっても子供が独立するまで生活できるように考えないといけません。

 

自宅購入

自宅を購入すれば保険を減らすことが可能です。詳しくは「」に書いています。

 

子供独立

子供が独立すれば扶養の義務はなくなるので大きな保険は必要なくなります。

 

必要な保険の計算してみる

 

必要な保険の金額が変わってくるということをもうすこし具体的な例を書いてみます。

 

想定ケース)
家族構成 妻、子供(6歳、4歳)とします。

 

必要な教育費は、未就学−考慮しない、小学校−200万(6年)、中学校−150万(3年)、高校−150万(3年)、大学−600万(4年)
家賃−10万、生活費−10万
子供が大学を卒業したら独立と考える。
この想定には異論があるかもしれませんが、あくまで説明をするための例ですので必要な場合は自分で変更して下さい。

 

下の子供が22歳になるまでは18年間あります。

  • 家賃 −10万×12ヶ月×18年=2160万
  • 生活費−10万×12ヶ月×18年=2160万
  • 教育費−1100万×2=2200万

 

合計すると6520万にもなります。
もちろんこの金額の保険に加入しないといけないわけではありません。
遺族年金がありますので子供18歳まで遺族年金ででてかなりカバーできます。

 

まったく働かないということはないので生活費の月10万のうち7・8万ぐらいは稼げるでしょう。
いろんなことを考慮して今必要な金額は2500万円とします。

 

では5年後も同じ金額が必要かというとそうではありません。
・家賃 −10万×12ヶ月×13年=1560万

 

家賃だけを考えても必要な金額は少なくなっています。
教育費・生活費に必要なお金も減るでしょう。

 

そうすると2500万の保険を掛けていれば無駄ということになります。
1800万ぐらいでいいはずです。

 

子供が独立するまでの期間が長いほど必要な金額は大きくなります。
保険に加入してから時間が経過するにつれて保険の金額を減らさないといけないのです。

 

最初に2500万円の定期に加入すれば毎年少しずつ金額を削ればいいでしょう。

 

間違っても「解約→新規」は行ってはいけません。

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