金額が上がるからというのは解約する理由にはならない
これは保険の無料相談に限らず、生命会社の営業マンにすすめられた場合も同じです。
理由も言わず、「この保険はどうですか？」と言ってくることもあるので注意が必要です。
保険の見直しの際にまず考えないといけないのが、現行の保険をどうするかなのです。
解約ありきでいきなり新しい保険をすすめてはいけません。
解約して新規保険にすれば、得するのはあなたでしょうと言いたいところです。
保険の無料相談ではなく、生命保険会社の営業マンがよくいうのは「このまま更新すると保険料が大きく値上がりするから」というものです。
何もしらないともっともらしく聞こえますが、実は選択肢はすべて解約ではありません。
更新で大きく値上がりするのは、「定期付き終身」という保険です。
死亡の終身保険に定期死亡保険や医療保険の特約がつくというものです。
この特約の部分が更新時にその時の年齢の保険料となるので高くなるのです。
現行の保険を解約して新規に加入すると営業担当者の成果となる
選択肢としては「特約」のみを解約するということも可能であるし、死亡の定期の金額が不必要に多ければ金額を削るという選択肢もあるのです。
これを考慮しないでいきなり「すべて解約→新規保険」を提案するというのはあまりにも不親切な提案です。
悪く見れば、「解約して新規保険」にすればその営業担当者の成績になるから思ってもいいぐらいです。
死亡終身は途中で解約をすればかなり減った金額で解約されてしまい、新規の保険は同じ保険金額だとその時の年齢の保険料となるのでかなり割高になります。
保険の無料相談というよりも生命保険の提案に多いのことですが、保険料が割高になるのでどうするかというと保険金額を減らして支払う保険料を調整するのです。
まとめると、現行の保険を解約して新規保険の提案があった場合は以下の確認を確認しましょう。
- なぜ、すべての保険を解約するのか？
- なぜ、特約のみを解約しないのか？（値上がりするのは特約という確認もしましょう）
かならずしも今回と同じパターンになるとは限りませんが、「解約→新規保険」の提案には注意をしましょう。
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